2014.06/11 [Wed]
梅雨から夏へ~東洋医学的ケア~
5月の初夏めいた(最近は”真夏めいた”という表現が正しそうですが^^;)暑さから
一気にどーんと気温が下がって、湿度が増し、
身体がついていかない!!という方も多いのではないでしょうか。
本来ならば、少しずつ増す暑さに順応できるよう身体ができているので、
本当に「ついていけない」感じですよね。
中医学によれば、夏は「心(しん)」、
一年のなかで最も昼(活動時間)が長い=心臓の活動が活発になる季節です。
「心(しん)」に対応する味は「苦」なので、ゴーヤやグレープフルーツ、コーヒーなど
苦味のある食物を食べるとよいといわれています。
でも、ここは日本・・・中国にはない梅雨があるのです。
梅雨はいかに「湿」をコントロールするかが鍵となってきますので、
「湿」のダメージを受けやすい「脾(または胃)」をいたわってあげることが大切です。
日本の梅雨~夏は、湿気と暑気がペアになった「湿熱」が身体にたまりやすく、
暑いからといって冷たい食べ物や水分を摂りすぎると、
ただでさえ湿気でまいっている「碑(または胃)」のキャパシティを超えてしまい、
水分代謝が滞り、どんよりだるーくなってしまうんです。
かといって、水分を摂らないとこれはこれで問題なので、
そんなときは「脾(または胃)」にやさしく、身体が水分を吸収し、
なおかつ水のめぐりをよくして身体にこもった熱を排出させる
涼の性質の食べ物が一役買ってくれます^^
寒の性質の食べ物もありますが、これは一時的、
または梅雨がおわって真夏を迎えてからにしたほうがいいでしょう。
それから、タンパク質と脂質も必要です。
暑いし食欲もないから、そうめんだけでいいやー・・・ではなく(ありがちですよね;
お肉や魚、卵、豆類なども一緒にとるようにすると、暑さに適応できるそうです。
たとえば、ナスのはいった天ぷら+そばの組み合わせ。
ナスとそばの涼の性質と、天ぷらの脂質、
これに栄養をつけたいときは卵をプラスして、ゆっくりよく噛んで食べるようにすると、
「脾(または胃)」に負担をかけずに身体のなかの熱をコントロールできます^^
土用(土を掘り起こす用が増えて、土のなかの湿気が出てくる季節)の日にはうなぎ!
・・・といわれるように、ふっくらうなぎののったご飯もいいですね♪
そのほか食べ物では、豆腐、じゃがいも、キャベツ、ブロッコリー、こまつな、セロリ、
みょうが、らっきょう、うど、トマト、タマネギ、ピーマン、小豆、緑茶、紅茶などを
精油では、涼と燥の性質をもつラベンダーやレモン、サイプレス、ジャスミン、
フランキンセンス、メリッサ、ベルガモット、ペパーミント、パチュリーなどを
摂りいれる(用いる)ようにするといいでしょう。
ペパーミント+レモンは消化を助けてくれるだけでなく、
カビや食中毒の予防といった衛生面でも力を発揮してくれます^^
じめじめを乗りきって、元気な夏を迎えてくださいね

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アロマセラピー&カウンセリングサロン Re*ether~リエーテ~
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